他のDIARY
2月は無謀にも ほぼ毎日ダイアリーを更新しました。
仕事がとても忙しかったので、現実逃避したかったの
かもしれませんが、ボールを投げるのが楽しかったのも
事実です。
きらきらした瞬間を追いかけているうちに、凄い勢いで
毎日が過ぎていきました。
さすがにちょっとくたびれたので、徐々に元のペースに
戻ると思います。
お暇な時にでも たまに覗いていただけたら幸いです。
今日でいよいよ2月も最後、いつもダイアリーを見て
いただいて、本当にありがとうございます!!


立てばシャクヤク座ればボタン歩く姿はユリの花
そんな美しいお猫様に散歩の途中、雑木林の中で会いました。
沢山のカラスが何かを囲んでいて異様な光景だったので、何だろうと足を止めたのですが
一瞬タヌキかと思ったら長毛のお猫様でした。
この辺りはカラスが多いので ひょっとしたら、お猫様がカラスの群れに近付いたのかも
しれませんが、ちょっとミステリアスな出会いも手伝って普段めったに見れないお猫様を
モデルに写真を撮らせてもらいました。
手入れのいきとどいたフサフサの毛、ゴージャスな襟巻き、チャコールグレイとブルーグレイの
シマシマの優雅なシッポ、同じ長さの4足のホワイトソックス、お顔は縁起のいい八割れ
そしてお愛嬌のようなちょび髭・・どんなポーズも決まります。
性別が分からないので勝手に「チャップリンコ」と命名しました。


niwa-coyaさんのクッキー、食べてしまうのがもったいない可愛さです。
アンティークや外国の抜き型を少しずつ集めているそうで、お話が聞こえてきそうなウサギは
一緒に連れて帰ったリスの指人形と写真に納めてから、子供のような手のスパイスクッキーは
楽譜の上で遊んでから いただきました。
ラッピングもステキで赤いフェルトを細く切ったヒモが結わえてあったり、紙ヒモの一部を
広げて文字が書いてあったり、参考にしたいアイディアがいっぱいです。
キュートなアイシングの女の子と花と鳥のクッキーを自作のお皿にのせたら
不思議とよく似合いました。
バターと小麦粉のいい匂いにつられて、ネネも撮影会に飛び入り参加です。
もったいないと言いながら、一気に食べてしまいました・・

(c)niwa-coya (c)setsuryu
薛龍さんのくつ展が明日までだったので、久しぶりにniwa-coyaさんにクッキーを買いに行きました
一枚の革が靴になっていく過程を拝見しながら、いろいろお話を聞かせてもらって
とても興味深かったです。
作家の薛龍さんの個性がそのまま現れている大らかな靴は、フランスパン、モロッコ・・
ユニークな名前がついていて、ひとつひとつ手縫いで作られています。
愛情のこもった楽し気な靴はhappyな気持ちにさせてくれるパワーがありました。
niwa-coyaさんには至る所に さりげなく花やグリーンがあって、小さなガラスビンや陶の花器
ブリキの缶にそれぞれピッタリの可憐な花が咲いています。
縮こまっていた心と身体が伸び伸びしたのは、光がいっぱいの風通しのいい空間で
気持ちのいい世界に沢山触れらたからだと思いました。
また週末、ぶらりと訪れたいです。



朝食を食べていると たいていヒヨドリがやって来て、ガラス越しにチラリと中を覗いてから
ミカンを食べ始めます。
驚かさないように「おはよう!」と目で挨拶して、ヒヨドリと向かい合って一緒に朝食を
食べるのが最近の楽しみです。
ピンセットのようなくちばしで上手くミカンの房を引っぱり出して、凄い勢いで平らげていくのを
見ていると、こちらまで食欲が増して元気が湧いてきます。
ヒヨドリのお陰で毎朝いいスタートがきれるので、気分よく1日を過ごせるようになりました。

異常気象で野菜が不足していますが、花も影響を受けて
いるようで、直売所にずっとありませんでした。
少し前から梅やネコヤナギが並んで、また花のある
暮らしが復活です。
ネコヤナギの包みにはスイセンが一輪、梅の包みには
桃が一枝オマケのように入っていて、心まで分けて
もらったような気持ちになりました。
先日慌ただしく出したお雛様の隣にさっそく飾ったら
フンワリいい香りが漂って、沢山ついているつぼみも
嬉しいオマケで、眺める度にワクワクしています。
春はそこまで来ています!

写真はAさんのアトリエの机まわりです。
天窓から自然光がたっぷり入るようになっていて
ライトもヤマギワのバイオライトを使っています。
色が命の水彩画を描くAさんのこだわりを感じる
機能的なアトリエは、筆をすぐに洗えるように
小さな流しが完備されていて、描きかけの絵の他に
本格的に勉強しているフランス語のテキストが
無造作にあったり、とってもカッコイイので
ちょこっと紹介させてもらいました。
私の机はホントにイラストレーター?と笑われて
しまったこともあるほど小さな机なので
もう少しどうにかして、いつか紹介できれば・・
と思っています。

昨日Aさんに頂いた手作りの梅干と金柑の焼酎漬けは
どちらも ふっくら幸せ色です。
自分でもジャムやピクルスを手作りするようになって
こういうのがどんな高価なプレゼントより嬉しく感じる
ようになりました。
立派な梅干は炊きたてのご飯とゆっくり味わいながら
金柑のいい香りと色が移った焼酎はお湯割りにしたり
ソーダに入れたり、大事に大事に飲もうと思います。
Aさんのキッチンには杏、らっきょ、トウガラシ
ショウガ、ニンニク・・・
いろいろなビンが並んでいて、ホントに豊かでした。
梅干はさすがに作れそうもありませんが、今年は梅酒に
チャレンジしてみたいです。


久しぶりにAさん宅へお邪魔しました。
明るいビングで中国茶やお菓子をいただきながら、夢中になってお喋りしていたら犬や猫が
ぞろぞろ集まってきました。
長老猫モモは18才とは思えない毛艶の良さで食べっぷりも見事です。
黒猫ナスと八割れクリも順番にゴハンを食べて、犬のリルも好物のイチゴをもらって
満足そうでした。
賑やかなAさん宅は犬と猫、花と緑、美味しいもの、そして いつも音楽に溢れていて
Aさんの旦那様にリクエストして いろんな曲をギターで弾いてもらいました。
ビル・エヴァンスのワルツフォーデビーや枯葉はCDでよく聴きますが、ギターはまた違った響きが
あって、とても心地よい音色でした。
いい時間が流れているAさん宅でパワーを充電させてもらって、お疲れモードが解除されました。
明日からまた頑張れそうです!


陶ボタンにヒモを通してペンダントにしていたら
欲しいと言ってくださる方が何人もいらしたので
今年は本格的に陶芸でアクセサリーを作ろうと
思っています。
石や真鍮のアクセサリーと組み合わせても面白くて
派手過ぎないところが気に入っていますが
存在感があるので、何でもないファッションも
ペンダントをプラスするだけで個性が出るようです
ガラスを埋込んだり、革ヒモの結び方を考えたり
重くならないように薄めに焼いて試作を繰り返して
いますが、商品としては まだまだです。
今年もイベントをする予定なので、それまでに
いいものが出来ればいいのですが・・・


ネネは喧嘩の傷がほぼ直ったので御預けになっていた外へ5日ぶりに出勤です。
猫ドアから顔だけ出して外の様子をうかがってから、元気よく駆け出して行きました。
窓に取り付けられる猫ドアは磁石で閉じるようになっていて、ここからネネはいつも出入りして
いるのですが、近所のニャンタ君も入ってきてしまうので、ネネが出掛けた後は内側に缶を置いて
外からドアが押されると下の鉄板に落ちるようにしています。
ガチャンと騒々しい音がするので侵入者が分かるのですが、缶を置いてからニャンタ君は
入ってこなくなりました。
ニャンタ君はお隣の家で物を壊してから、悪戯者と評判になってしまったのですが
ネネも何処かで悪さしているかもしれません・・


以前、外国船で仕事をしていた人に写真を見せてもらう機会があって、膨大な空の写真に
圧倒されたことがあります。
長い航海で空は唯一の景色で、海の上ではもっとも身近な存在だったことが表情豊かな
写真から伝わってきました。
ふと見上げた空の色や雲が印象に残ることがあって、このダイアリーでも時々紹介していますが
当たり前のようにある空を見えないものを見るように眺めると、いろんなオハナシが聞こえてきます

       ミズイロ ミルクイロ ヨルノイロ ソラノミチ ツヅク ドコマデモ
       デンセン カラス ドレミノウタ タイヨウ カクレンボ マタアシタ
 


慣れてきたのでヒヨドリを近くで見れるようになりました。
電線や屋根の上を行ったり来たりしながら夕方まで家の近くにいるようで
ピーヨピーヨと歌いながら何度も遊びに来てくれます。

大きいヒヨドリが勇ましい声を上げてミカンを食べにやって来ました。
そこへもう1羽、少し小さいヒヨドリがやって来て羽をばたつかせて一生懸命アピールしながら
順番待ちをしていたのですが、なかなかありつけません。
結局、大きいヒヨドリがほとんど食べてしまって、最後は枝からミカンの皮を落として
去って行きました・・
可哀想なヒヨドリ劇場に心が動かされて、新しいミカンを枝にさしてあげたのですが
小さいヒヨドリは何処かへ逃げてしまいました(次回に続く・・)

ネネはここ数日元気がありません。
外で喧嘩した傷が痛むようで寝てばかりいます。
膿が出てからは食欲が戻ってきて、病院へ行かなくても
なんとか大丈夫そうですが、体調の変化に気をつけなけ
ればいけない年令になってきました。
昔は傷だらけになってもガツガツ食べて翌日は何ごとも
なかったように外へ出掛けて行きましたが
さすがに弱ってきたようです。
元気でひょうきんな食いしん坊が静かだと調子が狂って
しまいますが、押入で ぐっすり眠っているネネはいい夢
みているようなので、とりあえずは安心しました。
傷が直るまで、しばらく外はおあずけです。

野川沿いの道にマンサクの花が咲いていました。
寒地の山で春最初に花をつける木のようですが、名前の由来は
東北地方の「まんず咲く」からきているようです。
朝日新聞の「花おりおり」というコーナーで前に紹介されていて
切り抜いてスクラップしていたので、知っていたのですが
ちょっとしたきっかけで、花に興味を持つようになりました。
この時期、ひっそりと咲く冬の得がたい花は個性的でロウバイは
ものすごくいい香りがするので、散歩コースに組み込んで
花の下で思いっきり深呼吸しています。
姿も名前も可愛いネコヤナギもフワッとした絹毛の感触が好きで
よく触っていますが、五感で季節を感じるようになって
心も身体もリズムが整ってきました。
今年は寒さが厳しかったので本当に春が待ち遠しいです。

ヒヨドリがやって来ました!
でも写真はなかなか撮らせてくれません・・
1月の終わりに家の近くで声を聞いて、もうすぐかなぁと思って
いたら1日にミカンを食べた形跡があって、それからは毎日の
ように来ているようでした。
7日にやっとチラリと姿が確認できて、最近は日に何度もやって
来て、ピーヨピーヨと可愛らしい歌声を聴かせてくれます。
ギャラはミカンと夏ミカンの両方で奮発していますが
カメラを構えるとすぐに逃げてしまう恥ずかしがり屋さんです
慣れるまでもう少時間がかかりそうですが、今年もヒヨドリが
来てくれて、1年ぶりに私の青い鳥に会えました。

久しぶりに電車に乗って出掛けました。
青山に髪をカットしに行ったのですが、スッキリした髪型に
してもらって気分が軽くなりました。
急ぎの仕事があるので、駆け足で雑貨屋さんを覗いたり
デパートの物産展で食材を買ったり、料理研究家の
高山なおみさんの影響で、大きなすり鉢が欲しいと思って
いたので、ちょうどいいのを見つけられてよかったです。
ひと手間が面倒で、なかなか作らなかったポテトサラダや
白あえも楽しくできそうな気がします。
器としても重宝しそうなので、一生大事に使いたいです。
久しぶりの都会はステキな物に溢れていて
ショーウィンドウがすっかり春でした。

近所の西洋菓子店でもバレンタイン用のチョコが並んでいたので
試しに買ってみました。
ベルギー製のミルクチョコレートのウサギは濃厚なまろやかさで
犬もいましたが、ウサギは最後のひとつでラッキーでした。
スペイン産のオレンジピールをフランス製の甘味をおさえた
ビターチョコで包んだ「チョコじかけのオレンジ」は
あとをひく大人の味でした。
ブランデーに2年間漬け込んだ看板商品の巨峰のボンンボンは
素晴らしく美味しい逸品でした。
さびれた商店街の小さなお店で、こんなステキな出会いが
あるとは思ってもいなかったので、ちょっと驚いています。


何かと落ち着かない日々が続いていますが、深大寺へ散歩したついでに神代植物公園にも
足を延ばしました。
この時期はあまり花が咲いていないので、広大なバラ園の前にある大温室を見ることにしたのですが
コの字型の広い温室の中を今までじっくり観察したことがなかったことに気付きました。
バナナやパパイヤ、カカオの木が元気よく育っている温室の中は、まさに楽園といった感じで
珍しい熱帯の植物に誘われて、彩り鮮やかな世界を満喫しました。
温室の中央にある、大きな池には見事なスイレンが咲いていて、よく見ると小さな魚が泳いでいます。
一年中温度が保たれた温室は他の生き物にも快適な環境のようで、寒さが厳しい冬は人間にとっても
暖かないい場所です。
入口にはサボテンのコーナー、奥にはベゴニアとランの部屋があって、色とりどりに並んだ
球根ベゴニアは品種改良されて、縁取りがあるタイプや幾重にも花びらが重なった大輪
ハンギングタイプなど実に様々で、バラのような豪華さがありました。
カトレアやシンビジューム、中南米のランも目が覚めるような色と香りが素晴らしかったです。
まだまだ寒い日が続いているので、また楽園トリップしたいと思います。



芽吹き時、春一番は恋する猫の切ない鳴声です。
喉の底から搾り出す狂おしい声にネネも耳を立てて反応していますが、やって来たのは
ご近所の猫ニャンタ君でした。
軽々とひさしに飛び乗って、窓の下で挑戦的な態度をとるニャンタ君にネネはシッポを
膨らませてギャ〜ギャ〜威嚇しますが、まったく効き目無しです。
1年程前に牙が1本抜けてからネネはニャンタ君を見ると逃げるようになりました。
毎日のように喧嘩していた相手がいなくなって、物足りなくなったニャンタ君は
時々こうして御機嫌伺いにやって来るのですが、ひとまず喧嘩が納まって飼主としては
ホッとしています。
古い家なので巨体のニャンタ君がひさしを壊さないかヒヤヒヤしますが、ネネと一緒に
追い払っても、ニャンタ君には無駄な抵抗のようです・・

すっかりマーマレード作りにハマっています。
私の願いが叶ったのか直売所にまたユズが並んでいて
夏ミカンも沢山ありました。
柑橘の皮には癖になる美味しさがあって、千切りに
して砂糖と煮詰めると凝縮した深い味わいになります
かなりの糖分なので毎日少しずつおやつ代わりにして
いますが、ほんの少しで満足する濃厚さなので
かえってお菓子を食べなくなりました。
いろんなマーマレードを作ってみたいので、消毒も
ワックスもかかっていない柑橘類を求めて
温暖な地方へ のんびり旅したいです。
いつかマーマレード研究家になれるかも・・・
手作りすると 時々 夢のおまけも付いてきます。

いつも家の脇の畑を通って散歩に行くのですが、最初に視界に
飛び込んでくるのが2本の大きな柿木です。
若葉が輝く春も 青々と生い茂る夏も 鮮やかに紅葉する秋も
見事ですが、葉を落とした冬は一対の影となって空を舞台に
寄り添います。
雲が流れ鳥が羽ばたき柿木を中心に刻々と空が染まる夕暮れは
影絵の中に引き込まれる美しさです。
カラリと晴れた冬の青空に枝を伸ばした柿木に見送られて
今日も散歩に出掛けます。
あてどもない気ままな自由時間
思いっきり冷たい空気を吸い込むと、春の匂いがしました。
日向へ日向へと小さな旅も続きます。

Hさんに頂いた節分の豆を食べ始めたら止まらなくなりました。
カリッと香ばしい豆と落雁と金平糖の組合せもグッドです。
写真は先日譲って頂いた陶芸の先生の穴釜のお皿で、自然の釉が
ビードロみたいに薄らとかかっています。
穴釜の器は使い込むほどに飴色になるところが好きで
少しずつ集めていますが、今年は自分でもカフェオレボウルを
作る予定です。
テーブルクロスにしている大判の風呂敷はリバーシブルで
鮮やかなのに落ち着いた色味で、どんな器にも馴染むので
重宝しています。
このシリーズは他にもいろんな色柄があるので、ゆっくり揃えて
いきたいです。
器ひとつ、布一枚に愛着が持てるようになると
普段の暮らしも大切に思えてきます。

クローゼットの中のセーターがパープルのグラデーションに
なっていました。
若い頃はパステルカラーが多かったように思いますが
好きな色と似合う色が異なってきて、顔写りが明るく見える
パープルばかりが集まってしまったようです。
昔は黒い服をよく着ましたが、顔色が悪く見える気がして
今はほとんど持っていません。
代わりに憧れていた白が少しずつ加わってきました。
白は似合わないと諦めていたのですが、アイボリーのニットは
スッキリしてコーディネートしやすいので
最近よく着るようになりました。
元気が出ない日も気持ちに張りが出る色を身に付けると
なんとか踏ん張れる気がします。


今日から2月、年末年始の慌ただしさが少し落ち着いて2ヶ月ぶりに陶芸教室に行きました。
確定申告もあって まだまだ気は抜けませんが目覚まし時計を少し早めにセットして
ようやく通常モードです。
明石に住むKさんから「鮮やかな1ヶ月だったね」とメールが来ていて、改めて1月のダイアリーを
振り返ると、ドタバタしていたわりには充実していたことを実感しました。
問題を抱えている何人かの友人の話を聞く機会があって、勇気を出して行動したらいい結果が
得られたと報告を受け、少しは人の役に立てたことも実感できました。
いつも自転車操業で余裕がなく、自分のことばかり考えている人間なので
知らぬ間に人の足を踏んでいることも多々あるのですが、今まで気付きもしなかったことが
少しは分かるようになってきました。
このサイトも沢山の方に見ていただけるようになって、毎日エールを頂きながら
続けられているんだなぁと実感しています。
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