他のDIARY
今年はアトリエnにお付き合いいただいて、ほんとうにありがとうございました。
振り返ると今年はいろんなことがあった年でした。
オリンピックや大リーグの日本人選手の活躍では、感動と勇気をたくさんもらいました。
その一方で自然災害や不可解な事件、いつまでも終わらない戦争・・・
今年の世相を表す漢字は「災」というのもうなずける1年でした。
あまりにも大きくて漠然としていて、どうしたらいいのか分かりませんが、行き過ぎた
産業経済活動により地球に膨大な環境負担を負わせ、貧富の差が歴然とした病める世界に
なってしまったことへの警告なのだと、厳粛に受けとめなければいけないと思いました。
命あるものを尊いと思えなくなってひき起こされる最近の事件を見ると、加速する競争社会の中で
大事なことを見落としてしまう危険を感じずにはいられません。

私にとって大事なことって何だろうと、立ち止まって問いかけてみると、それは日々の暮らしの中の
とても小さなことだったりします。
このホームページを作りながら、自分が何を求めて何を大事にしているのか改めて発見することが
できました。

誰でもみんなクリエイティブなのだけれど、そのことを意識してここで色々とカタチにできたことは
私にとって、とても意味のあることになりました。
HPの中にやりたいことを見つけることができて、思いがけず何かを掴んだ感じです。
空っぽだと思っていた引出しが、いつの間にかキラキラしたものでいっぱいになっていました。
来年もそんな宝物を見つけたり、作ったり、育てたりしていきたいと思います。

皆様と一緒にアトリエnで、日常の個人的な小さなことを分かち合えたことを心より感謝しています。
少しでも気持ちに寄り添うことができたなら幸いです。
貴重なお時間を割いてアトリエnにお付き合いくださって、どうもありがとうございました。

2005年が穏やかで平和な楽しい年になりますように・・・
お身体に気をつけて、どうぞよいお年をお迎えください

今年最後のイベントはお世話になっているデザイン事務所さんの
忘年会でした。
ペーパークラフトや写真、いろいろなモノに溢れているバラエティーに
富んだ実に居心地のいい場所で、夜8時から始まった宴会は朝8時まで
延々と続きました。
写真はデザイン事務所さんのトイレのお土産コーナーの写真です。

普段なかなかお会いすることのないクリエイターの方達とじっくりと
話をすることができて、とてもいい時間を過ごさせてもらいました。
みんないろんなことを考えて、いろんなことを乗り越えて生きている
んだなぁと、自分の人生も含めて、いとおしい気持ちになりました。

今年最後に、ほんとうにいい忘年会になりました。
どうもありがとうございました!!

最近、毎日のように飲んでいるのがホットカリンです。
自分でカリンをハチミツに漬けておいたものなので、少しずつ
味わいながら飲んでいます。
カリンのふわっとしたバラのような香りと、ハチミツの自然の
甘味が溶け込んでいて、そのままでも充分に美味しいのですが
ユズをちょっと絞ると、心地よい酸味とアロマテラピーのような
効果がプラスされて、さらに美味しくなります。
気管支の弱い私はこの時期、必ず喉が痛くなるのですが
今年はこのドリンクのお陰でたいへん体調がいいのです。
心配なのは、このペースだとカリンハチミツが一番寒い2月頃
までに無くなってしまうことです。
大事に大事に飲まなくては・・

今年のクリスマスは友人がステキなレストランでディナーを
御馳走してくれました。
コース料理をいただいて、すっかり大満足した帰りに友人宅に
ちょっとお邪魔させてもらいました。
友人のリビングに長年住んでいるサンタさんは、なんと本物の
ウォーホールのシルクスクリーンなのです。
キャンベルスープの缶があるだけでその周辺がお洒落な雰囲気に
なってしまうウォーホールのパワーが、この部屋では何百倍にも
なって、ものすごく華やかな夢のある空間になっています。
1年中クリスマス気分で過ごせるような、そんなハッピーな
プレゼントを届けてくれるサンタさんを見ていたら
アートの中にある、言葉では表現できない広々と深みのある
自由な世界を感じました。

メリークリスマス!
私の友人は今でもサンタさんがいると信じています。
なぜなら、サンタさんがいないという証拠がないからだそうです。
妙に説得力のある友人と話していると、私もなんだかサンタさんが
いるような気がしてきました。

どうぞ温かなクリスマスをお過ごしください・・

玄関の横にある乙女椿の花が咲きました。
このところ忙しくてまったく気付かなかったのですが、いつの間にか蕾がたくさん膨らんでいました。
淡いピンクの花が、これから次から次へと咲く様子を思い浮かべると気持ちがふわっと緩みます。
日当たりが悪く、けしていい環境ではないのに1年中鮮やかな緑の葉をつけて、たくましくて美しい
乙女椿ですが、ここに越して来た当初はこの家同様にひどい状態でした。
お隣の家の方に木を切ってくれないかと、いきなり言われてしまい困ったのですが、害虫を駆除して
半分の高さまで枝を切って風通しを良くして、埃まみれの葉っぱを一枚ずつ丁寧に拭いてから
しばらく様子を見てくださいとお願いしたこともありました。
今ではお隣の方も花が咲くのを楽しみにしてくださっているようです。
ここに来てもうすぐ4年になります。
この木と一緒に、私もたくましく成長できたように思います。

この時期、あちこちでライトアップされて華やかなクリスマス気分が盛り上がります。
先日、出掛けた帰りに新宿駅周辺のライトアップを見てきました。
ブルーのライトが通りを美しく照らしていて、カラーライトを使わずにシンプルに電飾したお洒落な
クリスマスツリーや思いっきり派手なツリーなど、高層ビルやネオンの灯も加わって競い合うように
光の世界が繰り広げられていました。
高島屋タイムズスクエアの地上部のクリスマスライトアップは、今年はイルミネーションサーカス
というテーマでジャグラーピエロや空中ブランコ、火の輪くぐりのライオン、曲芸をする動物達が
カラフルでかわいらしい幻想的な世界で迎えてくれました。
すっかり冬の風物詩として定着してきたイルミネーション、年々きらびやかで豪華になっています。
圧倒的な光のアートに心が溶け出して、すれ違う人や街ともシンクロしそうな夜でした。

今日は陶芸教室の忘年会でした。
みんなの笑顔を見ていたら、今年もたくさん作品を作ることができたのは
陽気な先生や教室の仲間達のお陰だなぁと思いました。
教室に流れている自由な空気や個性溢れる仲間達の存在は、いつも私を
元気にしてくれて、次はなにを作ろうかなという気持ちにさせてくれます。
用事がなくても教室に遊びに行って、お喋りしたりお茶やお菓子を頂いたり
陶芸教室は私にとってリビングの延長のような、とても寛げる場所に
なっています。
そんな温かな居場所があるだけで、心強い気持で毎日を過ごせるのだと
思います。
今年もたいへんお世話になりました!!

直売所のユズはどこも100円ですが、一番たくさん袋に入って
いるのを選びました。
おまけにハッサクと夏ミカンはたったの20円でした。
直売所では毎回、豊かな気持ちにさせてもらっていますが
今日は最高の気分です。
完熟のハッサクはまったく酸っぱくなくて、みずみずしくて
爽やかな甘さがあります。
無農薬なので夏ミカンはマーマレードにすることもできます。
最後まで捨てるところがないくらいに使えるユズは、ユズ茶に
したり、料理やドレッシングに使ったり、部屋の芳香剤や
入浴剤にしたり・・
たくさんあるので、思いっきり活用したいと思います。

陶芸教室で作っている小さな家が少しずつ増えてきました。
来年の4月に銀座の画材屋さん「月光荘」で個展をするので、それまでに小さな町が作れる
くらいになっていたらいいのですが、イラストのお仕事でいつもドタバタしているので、陶芸は
のんびり、ゆっくりをモットーに楽しく制作しているので一向にはかどりません。
そろそろ個展の準備をしようと漠然とテーマを考えているのですが、かわいらしく焼き上がった
小さな陶の家を眺めていたらいろいろとアイディアやイメージが浮かんできました。
小さな窓から見える世界、小さな窓の中にはたくさんの楽しい物語がありそうで、そんな場面を
想像していたら自然に作品が生まれてきそうな気がしました。

イエロージャンプアップという名前のビオラを買いました。
これから5月頃まで次から次へと花を咲かせてくれるので、窓辺が
明るくなりそうで嬉しいです。
こんなに小さくて可憐な花なのに、たいへん丈夫で働き者のビオラは
ドライにしても色鮮やかなままなので、押花に最適です。
本の間からビオラの栞がのぞいているのを想像するだけで、恋愛小説が
読みたくなってしまいます。
スミレ科の花には恋する気持ちがよく似合います。

今日は学生時代の友人達と鍋を囲んで、少し早い忘年会をしました。
ドタバタしていて、たいした用意も出来なかったのですが、友人達から毛ガニとケーキの差入もあって
一気に豪華な忘年会になりました。
気の置けない友人達と言いたい放題ワイワイ騒いで食べる鍋は、格別に美味しくて、いくらでもお腹に
入ってしまいます。
ちょっとだけ手作りしたレンコンとショウガの鳥団子と、千切り野菜のじゃこサラダも好評で
満足気な友人達の顔を見ることができて良かったです。
それぞれまったく性格が違う4人ですが、この日も昼から夜遅くまで延々と話が盛り上がって
それでも話し足りないので、夜通し話せるように旅行へ行く計画を立てました。
来年のカレンダーにさっそく旅行の予定を書きこんで、このダイアリーを書いて・・

楽しかった時間も、今年も、駆け足で過ぎていきます。

この時期、大活躍してくれるのがフェルト作家さんの作った
花の付いたコースターです。
フェルトのほんわかした感じと優しいオレンジの花が寒さを和らげ
てくれるようで、冬を楽しくする定番アイテムになっています。
花瓶やちょっとした置物をのせても温もりのある感じになるので
テーブルの上が寂しい時によく登場します。
できるだけシンプルに暮らしたいと思っているので、モノを増やさ
ないように気をつけているのですが、コースターのような小物は
気軽に買えるので、いろいろと持っています。
いつもの器もコースターを変えるだけで違う雰囲気になるので
不思議です。
とりわけ必要のないモノだけど、大事なモノ・・
そんなモノとの関わりが楽しくて、相変わらずの暮らしでも
機嫌良く毎日やっていけるのかもしれません。

寒い季節は苦手だけど、マフラーと手袋を身につけると可愛くなれる
気がして、冬のちょっとした楽しみでもあります。
中学1年生の女の子からもらったメールに、早くダッフルコートを
着て学校に行けるといいなーと書いてありました。
そんな可愛らしい女の子の気持ち、なんだかわかります。
最近はすっかりお洒落をしなくなってしまいましたが、きれいな色の
マフラーと中がモコモコの柔らかな皮の手袋は、忘れかけていた
乙女心をほんの少し思い出させてくれました。
冬の冷たい空気の中、温かなマフラーと手袋をして黙々と歩いたら
ピュアな気持ちになりました。

深大寺は和のスウィーツの宝庫です。
おやき、リンゴ飴、蕎麦饅頭、みたらし団子、ゴマだれ蕎麦団子、手焼き煎餅、草餅、甘酒
できたてほっかほかの湯気とこうばしい匂いにつられて、まずはお店をぐるっと一回り。
カルメ焼きに重曹を入れてふわっと膨らむ瞬間を見逃さないように、じ〜っと見入ったり
蕎麦饅頭の中の黒あん、白あん、抹茶あん、高菜を確認したり、手焼き煎餅を試食したり
焼きたてのみたらし団子を1本買って頬張ったり、サービスのお茶を飲んだり・・
ここに来ると五感をフル回転させるので、けっこう忙しいのです。
家から早足で30分かかる深大寺ですが、こんな楽しみもあって足しげく通っています。

この家の中で一番気に入っているのは木の窓枠です。
そのお陰で冬はとても寒いのですが、それぞれの窓に柄の違う摺りガラスが入っていて
窓に表情があるみたいで、お天気や季節をよりいっそう感じることができます。
リビングの窓辺に取り付けたプランターの植物を目当てに、ときどき昆虫や雀がやってきます。
ヤモリが影絵のようにガラスにくっ付いていることもあります。
散歩の途中で拾った落葉を階段横の窓ガラスに貼ってみたら、光に透けてとてもきれいでした。
落葉のステンドグラスです。
木の窓枠がちょうど額縁のような役目をして、光りや植物や小さな生き物が暮らしを彩る
絵のように代わる代わる楽しませてくれます。
ギャラリーのような窓に囲まれて過ごす毎日は、私の創作活動の源になっています。

1日に何度もお茶を飲みます。
仕事の合間のティーブレイクはもちろんのこと、疲れている時や気分が冴えない時など
一服のお茶でずいぶんリフレッシュできます。
よく飲むのは焙じ茶ですが、疲れている時は濃いミルクティーが飲みたくなります。
紅茶の用意をしている間に、カップに入っている少し温めた牛乳をネネに飲まれて
しまうことが時々あります。
ネネはこのカップに牛乳が入っていることを、ちゃんと知っているのです!
叱ってもぜんぜん懲りないので、最近はネネの分も用意することにしました。
どうやらネネもお茶の時間をとても楽しみにしているようです。
もう少し飲みやすいカフェオレカップにしてあげようかな・・

紅茶を買ったらおまけが付いていました。
頭に葉っぱを付けた雪だるまのクリスマスオーナメントは、木でできていて毛糸のマフラーまで
している凝ったものでした。
思わぬプレゼントに、とても嬉しくなりました。
最近のそんな嬉しい色々を、ありがとうの気持ちをこめてちょっと紹介させていただきます。

先日、友人から頂いた青森土産の石鹸はほんとうにいい香りで、大事に大事に使っています。
今度、青森物産展があったら、必ずこの石鹸をたくさん買おうと今から決めているくらい
とても気に入ってしまいました。
ヨーロッパを1ヶ月半旅した友人からは、小さな金の額縁のマグネットの絵を頂きました。
乙女チックな友人らしいお土産に、思わず微笑んでしまいました。
お世話になっているデザイナーの方から頂いた北欧土産のペーパークラフトは、猫と鳥が窓辺で
和んでいるモビールです。
こちらも窓辺に吊るして和ませてもらっています。
季節の変わり目に、実にいいタイミングで心のこもったお便りをくれる友人からは、トナカイの
切手で早々に、かわいいクリスマスカードが届きました。
カードの下のところに、「今から8年前の今頃、ハワイで買ったものです」と書いてありました。
ずっと使わずに大事にとっておいたカードで、温かなメッセージを送ってくれたと思うと
ありがたくて、ジーンとしてしまいました。

今年も残すところ1ヶ月になりました。
やり残していることがたくさんあるようで、気持ちが焦ります。
1日がとても貴重に感じます。
このダイアリーで嬉しかったことや楽しかったこと、ちょっとした感動などを
忘れないように記録したいと思います。
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