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今年は紅葉が遅れているようですが、神代植物公園の木々は素晴らしく綺麗に色付いていました。
ハッとするほど美しい景色が池に映って幻想的な世界に夢心地になりながら、幾重にも積もった
落葉の柔らかなクッションが気持ちよくて、グルグル歩き回りました。
小さな刺のような日常の煩わしいことも、自然の中では姿を潜めてしまうので不思議です。
殺菌と抗菌作用がある常緑樹に囲まれたこの場所では、魔よけのような効果があるのかもしれません
澄んだ空気の中、無心になっている自分に気付いて、自然の不思議にひとつの法則を見つけたような
大きな流れを感じました。

かわいいギンガムチェックのボンヌママンのジャムは、食べ終わ
った後もビンを利用できるので、雑貨好きにはお買い得感が
あります。
先日覗いたお店で、初めてミルクグラスコンフィチュールという
白いガラスビンのジャムを見つけました。
フィグシナモン、ポワールマンダリン、レモンジンジャー
ストロベリーワイルドベリーの4種類が並んでいたので
とりあえずイチジクを選んだのですが、帰ってからラベルを
見たら、洋梨のジャムでした・・
ちょっとがっかりして一口舐めたら、香りのいい洋梨のつぶつぶ
感とマンダリンピールのほろ苦さが、癖になる大人の美味さで
間違えてよかったのかもと、思い直しました。
白いガラスビンもアンティークな感じで益々ボンヌママンの
ファンになりました。

Will cafeさんのリース展ではオーナメント付きのケーキや
クッキーを買い込んで、すっかり懐が淋しくなってしまったので
肝心のリースを買いそびれてしまいました。
ちょうど家にアケビのツルがあったので、夜中に思い立って
ごそごそとアドベントリースを作ってみました。
微妙な崩し方や細部の繊細さは初心者の私には難しくて、上手く
出来そうもないので、シンプルに巻いて麻ヒモで結わえて
松ぼっくりやドングリをぶら下げただけの簡単なリースですが
なかなかいい感じになりました。
散歩の途中で拾った落葉もアルミの洗濯バサミで留めたら綺麗な
差し色になって、その時々の季節を感じるものを飾っておける
場所ができて、今まで以上にいろんなものを拾っている自分の
姿が思い浮かびます。
鳥の羽、四葉のクローバー、カタツムリの殻・・・
自然を絡める朗らかな旋律のようなリースの魅力に引き込まれて
色々チャレンジしたくなりました。


家の近くの坂の上に小さな公園があって、ずいぶん前に雑木林の中で楽譜を木に留めてバイオリンを
練習している人がいました。
木立の中で聴いた美しい音色が忘れられずに、もう一度あの光景に出会いたいと思っているのですが
坂の途中で振り返っても人影は見つからないのでした。
日が暮れるのが早くなったので、明るいうちに買物や散歩をするようにしているのですが
ふと見上げると公園のイチョウが、午後のやわらかな陽射しの中で黄金色に輝やいていたので
カメラを持って一気に駆け登りました。
見事に黄色く染まったイチョウが思いっきり光を集めて、澄んだ秋の空へ枝を広げながら深まりゆく
秋を燃焼するように煌めいていました。
坂の上の公園、ひっそりと美しくて私には特別な場所になっています。

北海道の愛子さんからステキなプレゼントが届きました。
先日のカウプレのお礼なのだそうですが、愛子さんが作ら
れたマットとクリップ、めくって楽しめるツリーの
アドベントカレンダー、ロイズのチョコレート、そして
御丁寧なお手紙・・・
愛子さんのお心遣いに感激しています。
どうもありがとうございました!!
HPを開設して本当に沢山の出会いがありました。
先日、同姓同名の「内田尚子」さんからメールをいただき
生年月日まで同じということで本当に驚きました。
リンクで御紹介している内田尚子さんも私を見つけてくだ
さって御連絡くださったのですが、そんな出会いを育める
場所があって、とても幸せだなぁと思っています。
点が線に繋がっていくワクワクする感じ、贈ったり受け
とったり、気持ちが弾みます。

陶額、ボタン、家シリーズとやりたいテーマが続いた陶芸ですが
少しくたびれたので、しばらくのんびり器を作っています。
何年も教室へ通っているのに器は未知の世界で、カフェオレ
ボウルはへたって小鉢のように、お皿は歪み、ミルクピッチャー
だけがなんとか上手くできたのでした。
土や釉薬、焼き方の組み合わせで、ずいぶん味に頼ってしまい
ましたが、最初の作品ということもあって愛着を感じています。
ちょっと専門的な話になりますが、今回の器は赤と黒土を適当に
混ぜて手びねりで形どり、模様を描いて溝に白化粧を埋め乳濁を
薄めにかけて還元で焼きました。
自分の手から生まれた器が、日常に溶け込んでいくのが嬉しくて
わざわざお皿にクッキーをのせてみたり、ミルクピッチャーに
花をいけたり、テーブルの上で飯事遊びのように戯れています。


台所で料理を作っているとネネは階段の定位置で、じっとこちらの様子を見ています。
振り返るとネネが何か訴えているような顔をしているので「もうすぐ出来るよ〜」とか
「もうちょっと待っててね!」なんて話しかけながら料理を作っています。
以前住んでいたアパートではガス台の上にのって、野菜を刻んだり洗い物をするのを
じっと見ていました。
毎回飽きずに興味深そうに眺めていて、鍋の火がネネのシッポに燃え移ってしまったこともあります
焦げ臭い匂いに気付いて慌てて消したのですが、少し長毛のネネはぜんぜん気付かない様子でした。
台所は火や刃物があって危険なので、この家では階段を指定席にしてくれて ひと安心です。
お味噌汁のカツオ出汁の匂いが気になって、見ているだけかもしれませんが
同じような繰り返しの炊事も若干一名の観客がいるだけで、楽しい時間になっています。

本格的な寒さになってきました。
陶芸教室のSさんは この時期、ストーブにやかんをのせて
ビワの葉を煮出すのが楽しみだと言っていました。
お風呂に入れると身体の芯まで温まって、肌がすべすべに
なるのだそうです。
ビワの葉は2時間程じっくり煮出すと、真っ赤な色になります
染色も出来るようなので、試しに靴下を染めてみました。
糸と輪ゴムで絞って、30分程煮込むと綺麗な色が付きます。
しっかり着色したかったので、そのまま一晩置いて 翌日
スーパーで売っている焼きミョウバン小さじ1をお湯で溶か
した水に1時間程つけて色留めして、軽く水で洗って乾かすと
写真のような靴下になりました。
色留めは釘を使う方法などあって、また違った色味が
楽しめるようです。
かなりアバウトですが、目安として2リットルの水にビワの葉
7枚を使って、自然の色と遊んでみました。

先日Will cafeさんに伺った時、お土産に できたてのまだ温かい
手作りリンゴジャムをいただきました。
シャリシャリした食感と、フレッシュなリンゴの甘酸っぱさと
ほんのりシナモンの風味が絶妙で、食後のデザート代わりに
ひとさじずつ大事に味わっています。
疲れがすうっと消えるような、心を満たしてくれる美味しさは
手作りの持つ力なのだと実感しました。
Will cafeさんのお菓子もそんな底力を持っていて11/19発売の
旭屋書店「カフェ&レストラン」12月号で、コーヒーに合う
クッキーが紹介されます。
猫クッキーの抜き型作者として私のクレジットとHPアドレスも
紹介してくださって、お菓子作りとは まったく縁のなかった
私ですが、小さな種から景色が少しずつ変わろうとしています

今年も球根生活やってます。
サフランはネットに5個入って、近所の花屋で380円でした。
窓辺に置いておくだけで勝手に成長して、何度も花を
咲かせてくれます。
水をやらなくても大丈夫、ほんとにホントに不思議です。
きっと球根に凄い栄養が蓄えられているのだと思いますが
香辛料にもなる雄しべや、鮮やかな花や素晴らしい香りやら
100点満点の私の一押しです。
手前はヒヤシンスの水栽培です。
こちらもこの時期、窓辺のお馴染みさんになっています。
球根生活は一度始めると やめられなくなり、まわりにも
伝染していくようです。

(C)Will cafe  (C)YUKIKO MASUDA
Will cafeさんで11月20日(14日休)まで開催しているクリスマスリース展に行ってきました。
今発売の「花時間」でも活躍している、リース作家の増田由希子さんが少しずつ拾い集めた
自然のカケラで作られたリースやオーナメントは、シックな色とふんわり感がやさしげで
あまりにも素敵で、すっかり魅せられてしまいました。
上から吊るすアドベントリースは日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは1週ごとに
ロウソクを燈し、クリスマスまでの1ヶ月を楽しむ伝統的なリースなのだそうです。
今回のイベントではロウソクの代わりにWill cafeさんのクッキーがぶら下がっていて、甘く香ば
しいクッキーとシダのような爽やかな自然のハーモニーが、クリスマスのウキウキした気分を
演出するように、とってもいい香りでした。
パニムール型に焼き込んだフルーツケーキのラッピングに、オーナメントがついていたり
センスの良さが光ったコラボレイト商品も色々並んで、選ぶのに迷ってしまうほどです。
スペシャルメニューの盛り合わせプレートはリンゴとさつま芋のケーキ、ラズベリージャム入りのガトーショコラ、クルミのキャラメルチーズケーキを選びました。
Will cafeさんと久しぶりにゆっくりお話もできて、とても幸せな時間でした。

20000HITカウンタープレゼントに御応募いただき
どうもありがとうございました!
今回は久々のカウプレでしたが、9名の応募がありました。
微妙な数なので全員に、ささやかなプレゼントを送らせて
いただきますね♪
また何か企画しますので、懲りずにお付き合いくださいませ。
余裕がなくて掲示板など作れずにいますが、お気軽にメールで
感想などいただけたら嬉しいです。
自己満足な話ばかりで恐縮しておりますが、日常の個人的な
小さなことを通して、ほんの少し暮らしのヒントになることや
気持ちが明るくなることをお届けできたらと思っています。

子供の頃苦手だった食べ物が、大人になってから大好物になることが
ありますが、私の場合はカリフラワーです。
この時期は直売所に丸ごとドーンと売られているので、調理しやすい
ように固茹でにして、冷蔵庫に常備して、マヨネーズをかけたり
炒めものに加えたり、飽きる事なく毎日のように食卓に乗っています
好きと嫌いは何かの拍子に、くるりとカンタンにひっくり返ってしま
う関係なのかもしれないと、カリフラワーを食べながら考えている
この頃ですが、振り返ると180度ガラリと変わってしまったことが
私の人生にはいくつもあって、もちろん いいことばかりではありま
せんが、この「くるりの法則」を上手く活用すると嫌なことも
面白がれるぐらいには、転換出来るのでは と思ったのでした。
ある数学者が問題を解く前に「これは簡単だ!」と言ってから解くと
どんな難しい数式も解けると、何かに書いてありましたが
こんな魔法のような一言を囁くのも、いい方法かもしれません。
「くるりの法則」は方法も人それぞれあるようです。

友人の息子A君はスーパーボールを集めていて、何年か前に遊びに
行った時、大きな布袋に入った沢山のボールを皆で無作為に選んで
出てきたボールの色の組み合わせでイメージを言葉にする
遊びをしました。
色に敏感な友人とA君が考えたゲームですが、一瞬で言葉にして
いくと、想像を越えたところに辿り着く面白さがあります。
例えばオレンジとモスグリーンと白が出た時、その組み合わせは
私のイメージに最も近いそうで、確かにオレンジもモスグリーンも
大好きな色ですが、昔から白は自分が一番似合わない色だと思って
いたので、意外な気がしました。
友人いわく、私の白は余白のような白だから気付かなかっただけで
元々私が持っていた色だと言うのです。
そして私の描く絵が余白のきいた絵になってきたので、私らしい
オリジナルな絵になってきたとも言ってくれました。
なんだか妙に説得力があって、隠れていた自分の本質が分かった
ような不思議な体験をしたのでした。

スーパーボール好きなA君が喜びそうなヨーロッパソニーの
液晶テレビCMを、よく遊びに行くvivid memoriesさんで
紹介していたので、こちらでも紹介させていただきます♪


初めて本格的な陶芸教室の作品展をギャラリーをお借りして開催しました。
美しく並べられた作品は個性がキラリと光って、教室で見るより誇らし気です。
それぞれ好きなモチーフやこだわりがあって、ぐい飲みを作り続けている人、ろくろで薄作りの
器に挑戦している人、人形や絵皿、練り込みや穴釜の大作などバラエティーに富んでいて
技術的にも皆成長したなぁと感じる作品展でした。
私は小さな家シリーズとペンダントヘッドと食器を展示しました。
沢山のお客様に作品を見ていただき、今後の活力を得る実りのある1週間でした。
今日は搬出の後、教室のSさんのお店で打ち上げをして遅くまで盛り上がりました。
少人数の教室ですが大らかな先生と楽しい仲間に恵まれて、かれこれ4年も続いています。
これからも のんびりと陶芸作品を作り続けていきたいと思います。

読書の秋、私は村上春樹さんにどっぷり浸っています。
初期の作品とエッセイは読んでいたのですが、その後の長編は
ほとんど読む機会を失っていたので、海辺のカフカ上・下
ねじまき鳥クロニクル1・2・3部、スプートニクの恋人
ダンスダンスダンス上・下と、一気に挽回しています。
喪失と再生という一貫したテーマを独自の文体と軽やかさで
ひとつの場所に運ぶ筆力は さすがです。
生と死、現実と幻想、沈黙と響き、虚無と豊饒・・・
対極を繋ぐように記憶の奥底を掘り起こす卓越した創造力と
語りかけてくるような親密な空気感
リアルな夢と仮想的な現実の迷路を、自由に歩き回れる
途方のなさは、まだ知り得ないことに溢れていて
読み手に影を作り出す 村上春樹ワールドに脱帽です。


カウンターがついに20000を越えました!
いつかそんな日が来ると思っていましたが実際辿り着けると、ひとつの大きな山に登れたような
見晴らしのよさを感じます。
そんなステージを持てたこと、そして沢山の人に見ていただけたことに心から感謝しています。
貴重なお時間を割いてアトリエnにおつき合いくださって、本当にありがとうございます。
振り返ると、この1年9ヶ月の間に様々なことがありました。
何でもない普段の一つ一つの事柄に光を当てると、どの場面も大切な瞬間に思えてきます。
そんな風にいい方向へ転がせるようになって、成りたい自分に近付けたような
自分らしさを見つけられたような気もします。
これからも気持ちが明るくなる方へアンテナを立てて、日常の個人的な小さなことを
発信していきたいと思います。
今後とも どうぞ宜しくお願い致します。

感謝の気持ちを込めて、久しぶりにカウンタープレゼントを企画しました。
お気軽に参加していただければ幸いです。
タイトルをカウプレとしてお名前(ハンドルネームでOK)メールアドレスをメールしてください。
御意見、御感想など一言添えていただけたら嬉しいです。
抽選で5名の方に ささやかなプレゼントを御用意しました。
11月10日まで受け付けています。
初めての方もぜひ参加してくださいね!沢山の御応募お待ちしています。


色付き始めた葉っぱが11月の乾いた冷たい空気の中を優雅に舞いはじめました。
落葉の上を歩いていると、香ばしい秋の匂が鼻の奥をくすぐります。
散歩の途中で見つけた柿の葉っぱが あまりにも綺麗で、たくさん拾ってかえりました。
つるんとした葉にそれぞれ模様があって、全部違うメッセージを持った自然のアートの奥深さに
しばらく魅入ってしまいました。
とりわけ不思議な模様の葉っぱを選んで、水をはったガラスの花瓶に入れて窓辺に置いたら
抽象画のようにイメージが広がりました。
残りは玄関のタイルに落葉のように敷きつめて、いつも履いているローファーも絵の一部です。
期間限定の小さな秋を ほんの少し暮らしに取り入れただけで、寒さを受け入れる準備ができました
ぬくぬくした靴下と薄手のセーターを着込んで、11月が緩やかにスタートしました。
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