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1年程前に大阪の雑貨屋「チャルカ」さんのサイトを見つけて
ユニークな活動が気になって追いかけています。
東欧から買い付けてくる雑貨がどれもステキで、カフェやお花
様々なイベント、ハンガリーの紙芝居幻燈の全国巡回など
枠にとらわれることなく好きな事をカタチにされています。
そんな勢いのあるチャルカさんが本を出版されたので
さっそく新宿ルミネ2のブックファーストさんで開催している
発売記念イベントに行ってきました。
本と一緒にオリジナル商品や東欧の雑貨も並んで、選ぶのが
迷ってしまう可愛らしい空間でした。
手の平にいい感じで納まる 出会いがたくさん詰まった本は
昔の絵本のような ざらっとした風合いで、ページをめくる度に
パラパラと種がこぼれ落ちるような、心に残るメッセージと
夢に溢れていました。

スーパーに紅玉が並んでいるのを見て、お菓子作りが得意な
Rさんが紅玉の時期には必ずアップルパイを作ると言っていた
のを思い出しました。
シナモンの代わりにアーモンドパウダーを使ったしっとり
コクのあるアップルパイを、私も一度御馳走になったことが
あるのですが、酸味の強い小ぶりの真っ赤なリンゴが
いい香りのままフワリと包み込まれていました。
火を通した温かなリンゴの甘酸っぱさが無性に恋しくなった
ので芯をスプーンでくり抜き、バターと砂糖を詰めて
シナモンパウダーを振りかけ、深めの器に入れてラップをかけ
600Wの電子レンジで3〜4分、即席の焼きリンゴにしたら
凝縮したリンゴの甘味と酸味がバターと溶け合って
じんわり懐かしい味に会えました。

日本ヴォーグ社さんから発売されているステッチvol.2で
刺繍カードを紹介させていただきました。
ほとんど刺繍と縁のない私なので、恐縮してしまいましたが
特別な道具がなくても気軽にステッチを楽しめるクリスマスと
ニューイヤーカードを考えてみました。
小さなスペースですが、手作りのアイディアを紹介できる
お仕事をいただけて、とても楽しく制作できました。
これからも何か提案できるお仕事ができたらと、新たな意欲も
湧いてきて、いいきっかけをもらいました。
ちょっとした工夫で、暮らしは豊かになると日々実感している
この頃ですが苦手な事、ネガティブな中に楽しくするヒントが
案外隠れていたりします。
不器用もハンディも凄い原動力になることを私なりの視点で
面白がりながら伝えていけたらと思います。

よく遊びに行かせてもらっているorange bitter chocolateさん
で紹介されていたホレシュキャラフスというペルシャ料理と
ネギとショウガのバターライスにアンテナが引っ掛かったので
さっそくチャレンジしてみました。
みじん切りにしてよく炒めたタマネギに鶏肉を加えて炒め
ターメリック、オールスパイス、塩、コショウをして
ざく切りにした沢山のセロリとパセリと一緒に30分程弱火で
煮込みます(セロリから水分が出るので水は入れない)
最後にレモン汁を沢山振りかけて出来上がりです。
ネギとショウガをたっぷりのバターで炒めて洗ってザルに上げて
おいた米を加え透明になるくらい炒めて、炊飯器で水、コンソメ
ローリエを加えて普通に炊いたバターライスを添えました。
ポイントだけ抑えた手抜き料理にアレンジしてしまいましたが
とっても美味しくできました。


神田方面に出かけたので神保町をぶらぶらしてかえりました。
およそ140軒ある古本屋さんには それぞれ得意分野があって、山高く積まれた本から
こだわりや情熱がひしひしと伝わってきます。
スズラン通り入口のビル4階にある呂古書房さんは初版本や版画、豆本の専門店で
息をのむほど素晴らしいお宝の宝庫です。
武井武雄さんが描いた子供の本の美しさに見とれながら、昔は子供をよくしようとして
大人が心を込めて いい本を作ったんだなぁと、大切なことを教えてもらったような気がしました。
売れるかどうかが一番になってしまった現在では、そんな基本的なことが見失なわれつつありますが
ものを創る人間として、自分の立っている足元を見直したいと背筋が伸びる思いがしました。
今日は1枚400円で蔵書票4枚をGET、すべて手刷りの木版画でサインもあってラッキーでした。
神田古書センターのアベノスタンプさんでは、レトロなグラフィックデザインがたまらない
昭和30年代の宝くじを1枚200円で見つけて小躍りしました。
ロシアの書籍を扱っているナウカさんでは、ロシアの代表
的な新聞イズベスチャと
ロケット打ち上げ時の記念切手を購入できて こちらも大満足、収穫の多い1日でした。

身近な素材としてガラスビンは魅力的な存在です。
円筒型に編んだ毛糸で梅酒のビンを包んで、アクセントに
ボタンを貼ったら、秋冬用の花瓶に変身しました。
プリンのビンは毛糸の蓋を被せてキノコに見立てた小物入れに
してみました。
かぎ針で適当に編んで編み目もガタガタですが、なんとなく
上手くフィットしてくれました。
ビンの中に小さなボタンを入れたらガラスの中で色が
混ざって綺麗です。
毛糸の色を変えて、いくつか並べても可愛いかも!
そんな風に次々とイメージが広がっていくのも
手作りの面白いところです。
素材の持っている「味」を組み合わせて、身の回りにある
モノで手軽にリサイクルのような手作りを楽しむのが
私流になってきました。

9月から週1回ヨガ教室に通っています。
近所の小学校でシニアの方を対象に開催されているのですが
月謝が1000円なので気軽に始めてみました。
健康の為に自分に合った運動を探していたので、ムリなく続け
られそうなヨガは まさにピッタリで、楽しみにもなっています
呼吸を整えたり、筋肉をほぐしたり、普段使っていない身体の
ひとつひとつを意識して、ゆっくりと伸ばしてゆがみを改善
したり、バランス力をつけたり、実に気持ちよくて
気分もスッキリします。
自分の身体とじっくり向き合う時間ができて、1週間の流れに
リズムと勢いがつきました。

バテックのコースターを3枚買いました。
リバーシブルなので6種類の柄を楽しめることになります。
小さな端切れなのに、ちゃんと何かを表現していて
色や模様がいきいきしています。
以前、古い着物の端切れを集めていた時期があるのですが
布との出会いによって作品が生まれることが度々ありました
創作する上で大切なテーマを導いてくれる布との出会いは
宝探しのようで、気がつくと大きなトランクふたつ分の
古布が集まっていました。
最近は布を使った作品を制作していないので宝の持ち腐れに
なっていますが、時々眺めて幸せな気分に浸っています。

ヨーグルトをキッチンペーパーを敷いたザルにのせて
ラップをかけて冷蔵庫にしばらく置いておくと水分が抜けて
クリームチーズ状になります。
雑誌などでよく紹介されているデザートですが
いつもと違った食べ方をしたい時にお薦めです。
冷凍のブルーベリー100グラムとグラニュー糖30グラムを
深めの耐熱容器に入れて、ふたをしないで600Wの電子
レンジで7〜8分加熱して、よく混ぜるとジャムができます。
こちらもカンタンで美味しいです。
市販のジャムよりフルーティーで甘さも調整できるので
自分好みのジャムが作れます。
アバウトな性格なので、ちょっとだけ実験するように
手作りを楽しんでいます。


ネネの好きなところは沢山あるけれど、少し長毛の白い毛はふくふくしていて気持ちいい
喧嘩ばかりしていたので耳はギザギザ、顔も傷だらけ、それもお愛嬌といったところ
いつも泥だらけの肉球は今日はキレイな桃色だけど、相変わらず鼻と耳は汚れている
パーフェクトじゃないところがいい
ネネは大抵私の側にいるけれど、時々遠くまで出かけてなかなか帰ってこない
3日も行方不明だったこともある
草の実を身体にくっつけて、外の匂いと一緒に帰ってくるネネをギュッと抱きしめると
ざらざらした温かな舌で舐めてくれる
意志を持った しなやかな身体 、小さくて柔らかくて愛おしくなる
ネネのお腹に顔を埋めると、心臓の鼓動が早鐘のように鳴っている
猫の時間は人間よりも うんと短い、それなのに生き急がないところがいい
ネネといると私も ゆっくりと猫の時間で生きられる気がする

金木犀の香るこの時期は1年の中でも特別です。
うっとりする香りに、いつもより散歩の時間も長くなります。
あいにくの雨で花が散ってしまいましたが
あちこちにオレンジ色の小さな花の絨毯ができて
それもまた贅沢だなぁと夢心地になります。
お庭の花を100円で分けてくださっている家の前を通ったら
金木犀が山のようにあって狂喜しました。
大きな束をいける花瓶がないので、ワインクーラーで
代用したら、とてもゴージャスな雰囲気になりました。
素晴らしい香りが家中に広がって、忘れていた記憶が
一気に蘇るような、懐かしさに襲われました。


連休なので友人達と修善寺へ出かけました。
踊り子号の車窓から、静かな海と色付き始めた山々を眺めながら、お喋りしていたら
あっという間に着きました。
修善寺駅からバスで15分程のテーマパーク「虹の郷」で季節の花がいっぱいの自然の中を
可愛らしいディーゼル機関車に乗って、イギリス村やカナダ村、色々なミュージアムを満喫して
途中、虹が空に現れたのもステキな思い出になりました。
翌日はホテルの体育館で卓球やバスケットをしたり、プールで泳いだり、露天風呂の温泉に
のんびり浸かったり、盛り沢山でした。
夕食でいただいた魚介類や駅前のお蕎麦やさんの十割蕎麦にも名産のワサビが気前よく付いていて
新鮮な卸したてのワサビの美味しさにすっかり目覚めてしまいました。
心配していたお天気もなんとか持ちこたえてくれて、ホントによかったです。
見所や温泉もあるので、また行けたらいいな・・

(C)kurosaki yoshiko                           (C)otsubo kikuko
いい季節なので展覧会の案内状が次々届きます。
陶芸教室の先生は毎年この時期に青山のGALLERY2104さんでお友達の作家さんと展覧会を
されるのですが、今年は先生お一人で個展をされました。
会場いっぱいに花火をモチーフにした作品が並べられ、可愛らしい土鍋や急須、花器や食器の中から
和菓子を盛るのにぴったりのお皿を譲っていただきました。
京橋のBartok Galleryさんで開催している大坪紀久子さんの版画展は、シンプルな線と
色数を抑えた配色、余白のとり方が独特で、毎回登場する おじいさんとおばあさんが
実にいい味を出していていました。
お世話になっているデザイナーの方と会えたり、新しい出会いがあったり、
いろんな人と知りあえるギャラリーは、私にとって風が吹く場所でもあります。
爽やかな風に背中を押されて、気持ちも軽やかに動き出しました。

夏の間ずっと履いていた籐のスリッパがくたびれていたので
布のスリッパに衣替しました。
急に肌寒くなって、なんとなく不安な気持ちになっていたので
キッチュなチャイニーズスリッパに元気をもらって
足元が温かくなったら、ホッとしました。
家で仕事をしているので、気持ちを切り替えられずに過ごして
しまうことが多々あるのですが、ちょっとしたことで
スイッチがONになることがあります。
なにかの拍子に元気のスイッチを発見すると
貯金ができたような、力がついたような・・
ほんの少し逞しくなれたような気になります。


帰省した時に梅干を作った時のシソで、母にゆかりを作ってもらいました。
すり鉢で細かくするのを2歳の甥も手伝って、塩分控えめの自家製ゆかりになりました。
炊きたてのご飯にかけると何杯もお代りしたくなる美味しさです。
先日、近所の田んぼの稲が苅られ、干されていました。
珍しい光景ですが、郷里の福井県はお米の産地なので私にとっては見慣れた光景でもあります。
新米の季節がまた巡ってきて、瑞々しいお米を味わえる贅沢に思わず顔がほころびます。


羽を休めていた赤とんぼに、そおっと近付いて指を差し出したら上手く乗っかってくれました。
ついでに手の平にも乗ってくれたので、しばらく間近で観察することができました。
透明な羽と真直ぐ伸びた胴体、詩情を感じる赤い色は彼岸花と同じく
一足先に秋を届けてくれる日本の色です。
ネットで調べてみたら田んぼの害虫を駆除する益虫だと知りました。
昔から人間と深い関わりがあった赤とんぼは、精霊とんぼと呼ばれて先祖の魂を乗せてやってきて
また帰って行くという話が各地に残っているようです。
何かを受けとり、そして何かを託された赤とんぼ
稲作文化の核になる風景を見せてくれる存在だったのかもしれません。
近年、赤とんぼを見ることは少なくなりましたが、やさしい眼差しを思い出させてくれるように
私の心にも そっと寄り添ってくれました。


猫イベントで知合ったキャットシッターのSさんが遊びに来てくれました。
同い歳のSさんとは好きな場所が似ていたり、なにかと共通項があって御縁があったのでした
ちょっと鼻声で猫そっくりの鳴声が出せるSさんは、お顔だちも猫のようでネネも嬉しそうに
ニャ〜ニャ〜話しかけていました。
お土産に美味しいケーキとミュージシャンの旦那様がお仕事で出かけた北欧の綺麗な新聞を
持ってきてくださいました。
最近、コラージュを制作していないので、頂いた新聞で何か作ろうかな・・
今日は はりきってロールキャベツを作ってみました。
誰か遊びに来てくれる日は料理を頑張ったり、部屋を片付けたり
なりたい自分になれる日でもあるのでした。
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