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以前このダイアリーで紹介したサフランの雌しべを乾燥させて
保存しておいたので、ブイヤベースのスパイスに使いました
小さなビンの蓋を開けると芳香な香りが空気を濃厚にして
グラスの水に10本ほど入れて15分程おくと綺麗な黄金色に
染まりました。
ブイヤベースは初めて作ったのですが、煮込む時間が短く
鍋ひとつで手間のかからない豪華なスープになるので
おもてなし料理に良さそうです。
オリーブオイルでニンニクのみじん切りを炒め、タマネギの
千切りを加え、しんなりしたら水とコンソメ、ローリエ
白ワイン、サフランを戻した水、トマトやセロリ、ジャガイモ
などの野菜を加えて、煮立ったらタラやイカなどの魚介類を
入れて弱火で15分、最後にエビや貝類を加えます。
塩、コショウで味を整え、パセリを振りかけ完成です。
市販のサフランは高価なので、ターメリックやカレー粉で
代用してもよさそうです。

40歳を過ぎて少しはスキンケアにお金をかけなければと
思っているのですが、たまに高い化粧水を買っても
長続きしません・・
ここ数年私が使っているのは「オードムーゲ」です。
御存知の方もいらっしゃると思いますが、口コミで広がった
薬用ローションで、殺菌と保湿効果が優れています。
さっぱりした使い心地が気に入っていますが、160mlで
1000円という価格や近所の薬局で買える手頃感も続いている
理由かもしれません。
ミヨシの「野のゆり石鹸」も定番になっていますが
つるりとした使い心地で、最後まで香りと泡立ちがよく
90円と こちらもありがたいプライスです。

仕事が少し落ち着いてきたので Tさんとお茶しました。
中学2年生のお子さんがいるとは思えない可愛らしいTさんは
いつも とってもお洒落で、料理とお菓子作りが得意です。
シフォンケーキ、アップルパイ、クッキー・・・
今までずいぶん御馳走になりましたが、皮まで手作りの
肉マンには本当に感動しました。
コスメや健康食品、アイドルのコンサートへ出掛けた話など
若々しいTさんとお喋りしていると色々と刺激をもらいます
カジュアルなジーンズにスエードのブーツとフェルトの帽子
コサージュやアクセサリー使いもステキでした。
次回はTさん宅でロールケーキを教えてもらえそうなので
お菓子作りも見習いたいと思います。


関東平野の冬はホントにいいお天気です。
この青空を雪の地方にも届けられたらいいのに・・・

夏ミカン、ユズ、金柑、柑橘系の果物のが日当たりのいいお庭で、立派な実をつけています。
たわわに実っているのを見るとマーマレードや甘煮を作りたくなりますが
直売所にユズがもうなくて残念です。
ちょうど農家の方がいらしたので伺ってみたら「夏ミカンがもう少しで酸味がなくなるから
近い内に並べますよ」とおっしゃってくださいました。
寒い冬も待ち遠しいことがあると、じんわりと喜びが満ちてきます。

雪の地方にお住まいの方々が少しでも気持ちが明るくなりますように・・
どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
この冬を無事に乗り切られることを 心よりお祈りしています。

東京にも雪が降って辺り一面 真っ白になりました。
数日たっても溶けずに固く凍って、畑に積もった雪は
綺麗なままです。
陽射しを受けてキラキラしている雪の道を歩くと
霜柱がザクザク音を立てて、心地よい感触が足に伝わります
何度も踏みしめて まっさらな雪を一人占めしたら
足跡が踊っていました。
冷たくなった爪先から ずうっと昔の冬の記憶が蘇ってきて
柔らかな土の上にできた霜柱の上を好んで歩いたこと
氷が張った水たまりを見つけると割りたくなること・・
今もたいして変わらない自分が可笑しくなります。
畑の雪も白いまま足跡と一緒に溶けて、記憶に残りそうです


仙川にあるTINY CAFEさんには ずっと前に来たことがあるのですが、若い女の子がオーナーさんに
替わっていました。
元スナックだった店内は60年代の雰囲気でお洒落すぎないところが寛げます。
古いミシンの台がテーブルになっていたり、アメリカンアンティークの雑貨が売られていたり
片隅に置いてあるギターで練習している人がいたり、どこか自由な感じでファイヤーキングの器で
いただくピザとチャイも なかなかのお味でした。
前に友人と来た時、棚に寄りかかっていたらグイグイ押されるような感じがして、こちらも背中で
押し返しながら話に夢中になっていたら、突然棚が動きだして声を上げて驚いたことがあります。
棚の反対側を見たら商品のTシャツの上に大きな猫が寝ていて、またまたビックリ!
この通りの何件かのお店で可愛がってもらっている野良ちゃんだということでした。
今でも時々やって来るそうなので、猫にとっても居心地のいいお店のようです。

直売所にまた金柑があったので舞い上がりました。
あんまり綺麗なので、お皿に盛って しばし鑑賞してから
この冬3回目の甘煮作りに挑戦、だいぶ要領が分かって
きたので今回は手際よくできました。
写真の50センチ×25センチ程の板は普段は丸椅子に乗せて
植木や小物を置く台にしていますが、床に置いて即席の
床の間になったり、屏風のように壁に立て掛けたり
色々変身して空間を演出してくれます。
焼き締めの大皿も一枚持っていると重宝して、冷蔵庫で保存
しない野菜を置いたり、物を飾ったり、どんな料理にも
合うので幅広く使えます。
心地よくシンプルに暮らすために必要な物、好みが少しずつ
決まってきました。

1月は通常のお仕事の他に本のカットを1册任されているので
ほとんどの時間を机とパソコンに向かっています。
そんな小さな世界での楽しみは限られていますが、普段はNHKの
ラジオをボリュームを絞って聞いています。
アナウンサーの方のゆったりした話し方が絵を描くリズムに合う
ようで愉しい番組も多く、興味のない話も手を動かしながら
耳を傾けていると、暮らしに役立つ情報がいっぱいです。
民謡解説者の竹内勉さんのお話は味わい深くて、よく練られた
言葉は、思わずメモしたくなります。
お相撲はテレビで見るより臨場感があって、ストレートに熱気が
伝わってくるので、すっかりお相撲好きになりました。
ささやかな楽しみですが、ラジオには豊かさの中では得られない
いい時間が流れています。


・・・待鳥来らず
止まり木になりそうな枝にミカンをさしてヒヨドリを待っているのですが
一向に来る気配がありません。
気候や時期的な事が関係するのかもしれませんが、気長に待ってみようと思います。
退屈そうにしているネネにも枝にコルクをぶら下げて玩具を作ってあげました。
爪でひっかけたり思いきりかじったり、コルクの固さがちょうどいいようで夢中になって遊びます。
両岸に桜並木が続いている野川沿いを散歩していると、面白い枝が落ちているので
よく拾ってかえるのですが、傍らに転がしていると それぞれカタチを変えて暮らしに
溶け込んでいきます。
海辺に住んでいたらきっと流木を集めていたと思いますが、ひとつとして同じカタチのない
自然の落とし物にはメッセージがあって、誰かに届けたい温もりがあります。
鳥のやって来ない止まり木も、なんだか愛おしく見えるのでした。

Will cafeさんの依頼で又クッキーの抜き型を作りました
今度は今年の干支の犬です。
プードルとテリアとビーグルの3種類、それぞれ特徴を
イメージしながらアルミ板をペンチで曲げていきます。
割れやすい足はやや太めにしてアイシングのデザインも
参考までに考えてみました。
どんなクッキーになるのか すごく楽しみです。
オリジナルの型で焼いたクッキーを並べて写真絵本など
いつか作れたらいいな・・
ハッピーな日が過ごせるレシピをお話にして、ページを
めくると ほんのりクッキーの香ばしい匂いがするような
やさしい気持ちになれる絵本
まずはクッキーを焼くことから始めなければです。
今年もやりたい事がいっぱいで、既に息が切れてます。


深大寺はまだお正月の雰囲気で、いつもより賑わっていました。
去年最後にここへ来た時、大勢の人が並んでいてお参りできなかったので
まずは去年のお礼と今年の御挨拶
静かに目を閉じて手を合わせると心地よい水音が響きます。
小さな境内には至る所に水辺があって、勢いよく流れる沸き水は豊かな自然を育んで
四季折々の花を咲かせます。
熊手やだるま付の破魔矢、七福神や押し花が納められたおみくじ、ずらりと並んだ様々なお守りは
和の雑貨のような可愛さです。
深大寺の土鈴は色鮮やかで有名ですが、沢山の犬が福を呼び込むように賑やかでした。
お団子や甘酒の匂いにつられて、鬼太郎茶屋で「じゃころっけ」を買いました。
揚げたてのホクホクしたジャガイモにサクサクのじゃこがたっぷり入って150円
次回もまた食べようと密かに誓います。
ついでに熱々の野沢菜のおやきも頬張り、冷たい空気の中で幸福感に包まれて
今年も色気より食い気の年になりそうです。


キャットシッターのTさんが残していってくださったレポートを見ると、ネネはタイマー給餌器や
マットを玄関の方まで動かしたり台の上の物を落としたり、留守の間賑やかに過ごしていたようです
1週間外に出られませんでしたが相変わらずスゴイ食欲だったようで、力強い頭突きとスリスリ
大きな声でニャオーンとゴハンを催促していた事、コーミングの気持ち良さを覚えて手に力をいれて
ニギニギしていた事、Tさんの顎をペロペロ舐めて甘えていた事・・・
日を追って読むと思わず笑ってしまいます。
ストーブに近付きすぎて毛が焼けて黄色くなっていたのが丁寧にコーミングしていただいて
キレイになっていたのに外で転げ回って、すぐに薄汚れた毛に戻ってしまいました・・
ゴハンを食べたら一目散に外へ駆け出して、寒さも高齢もネネには関係ないようです。


お正月はじっくり編み物をしようと毛糸や本を買い込んで帰省したのですが、実際始めてみると
最初の出だしでつまずいて、なかなか思うように編めませんでした。
やる気がすっかり失せた頃、友人と子供達が遊びに来てくれて中学生のAちゃんに教えてもらって
なんとか編み始めが分かりました。
それからは面白くなってコースターや鍋つかみ、マットなど小さなものを編んでいます。
コツが掴めると一つの編み目に3回繰り返したり、長編みとこま編みを組み合わせたり応用が出来て
オリジナルなものが作れるようになるので、楽しくて止められなくなります。
楕円のマットは何度編み直しても裾が浮き上がってしまうので、洗剤をつけて熱湯で揉みながら
フェルト化してアイロンで形を整えました。
小学3年生の姪も最初は泣きべそをかいていましたが、可愛い色を組み合わせて人形の帽子など
編めるようになって嬉しそうです。
何でも最初は面倒で大変ですが、根気よく頑張る楽しさを知ると世界がグッと広がります。
糸が形になっていくワクワクした感じ、組合せで無限に広がる世界、遅まきながら編み物の
楽しさに目覚めて大収穫の いいお正月になりました。
今年の目標はバックやベストなど大きな作品を作ることです。
楽しみながら今年も手作りを頑張りたいと思います。


あけまして おめでとうございます。
今年のお正月は記録的な大雪で、郷里の福井はすっかり雪に覆われていました。
庭の木は深い雪の下に埋もれて、雪の階段を降りて玄関に入らなければならないほどです。
昭和56年の豪雪の時は2階まで雪が積もりましたが、あんな冬はもう来ないと思っていたら
忘れた頃にドカンとやって来ました。
北陸の鉛色の空と水分を含んだ雪を見ると気持ちが重くなってしまいますが
それでも雪が美しいと思うのは、東京暮らしが長いからかもしれません・・
珍しく晴れた元日は青空と白山連峰のコントラストが清々しくて、真っ白な気持ちで
新年を迎えることができました。
つららが日増しに長くなっていく氷点下の中でも、子供と猫は元気に走り回っていて
私もコタツから出て一緒に雪だるまやウサギを作りました。

今朝目覚めたら猛吹雪で東京に戻れるか心配でしたが、列車が動いていてよかったです。
米原を過ぎて山を越えたあたりから景色ががらりと変わって いいお天気で驚きました。
青空に感謝しながら今年も元気に明るい年にしたいなと思いました。
2006年が楽しい年になりますように!
今年もどうぞ宜しくお願いします。
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